黒帯と免状

実は以前、帯と免状を出そうと思うのですが如何でしょうか？
と先生に聞かれた際に内心少し複雑な心境でした。

なぜなら特別黒帯が欲しいとか段位が欲しい
という気持ちは全くゼロだったからです。
むしろ私くらいの実力でもらうのは
申し訳ないのではないかという気持ちでした。

古武術の稽古をすればするほど疋田先生の技術や
感覚の鋭さがとてつもないと実感しますので。

私は興味本位で古武術の稽古を始めただけで
それが実生活でも役立っていて通っているだけです。

それと何より疋田先生の人間性を心から慕っていて
自分の身体の稽古プラス先生に会いに行くという
意味もあって毎週通っているのだと思います。

ただ頂けるというのに断るのも恩を仇で返す事にもなります。
ですから結構な葛藤がありました。

しかし昨日そのことを疋田先生に少しお話したら
先生が『私が出したくなったので良いんじゃないですか』
と言われたので、それを聞いて少し腑に落ちた気がしました。

それとやはり黒帯と免状を頂いたからには
恥じないよう日々努力が求められるので
襟を正して今後も一層精進していかねばと感じました。

昨日は嬉しさが込み上げて来ましたが、
今日はそれよりも気を引き締める感覚や
黒帯の重みの方が強くなっています。。。

とりあえず早急に額を買って院内に飾ります。
疋田先生、本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。