刺激量、
専門的にはドーゼと言ったりする。
分かりやすく言うと
お客様に治療を行うにあたっての
適度なさじ加減のことだ。
これは結構シビアで難しい。
私も以前は分からなかった。
例えば、体力が10の人と
2の人がいるとしよう。
前者は身体が大きな男性で、
後者は小柄で細身な女性と
しておこう。
さて、この2人同じ刺激量で
良いのだろうか?
当然のことながら、
同じで良い訳がない。
特に体力レベルが落ちている
後者の女性に、沢山マッサージや
激しい矯正、刺激の強い鍼などを
行おうものなら、アウトである。
恐らくその後身体がつらくて
かえって症状が悪化する事も
充分考えられる。
もみかえしで熱が出たり
する人もいるくらいだ。
私がベストだと考えるのは
最低限の刺激で、適切な
効果を出すことだ。
刺激量が小さければ、
身体の負担も少なくて
回復に期待が持てる。
治療は運動とほぼ同じだ。
やりすぎると壊れてしまう。
マッサージや矯正などに
通っても改善しにくい場合は
刺激量が合わないのかもしれない。